衝撃のオペラ「サロメ」に、尾高&大フィルが挑む!

後期ロマン派を代表する作曲家、リヒャルト・シュトラウスのオペラ『サロメ』は、19世紀末にオスカー・ワイルドが書いた戯曲「サロメ」のドイツ語訳を台本にしたオペラです。演劇としての「サロメ」は、あまりにもセンセーショナルなストーリーのために上演拒否が相次いだという“いわくつき”でした。リヒャルト・シュトラウスはベルリンで演劇を観た時にはすでにオペラ化を想定していたようです。そして自身が確立した管弦楽法を用いて、濃密な一幕もののオペラに仕上げました。

オペラの舞台上演では、目を覆いたくなるようなグロテスクな演出が少なくありません(筋書通りにリアルに表現するとそうなります)。今回は、大フィル・音楽監督の尾高忠明さんの希望で、音楽にフォーカスした「演奏会形式」での上演となります。歌手が血のりで真っ赤に染まることはありません。

サロメの想定年齢は16歳と尾高さんは語ります。自らを背徳の行為へと突き動かした、少女の無垢で強烈な愛情を、音楽で体感していただきたい―尾高さんの強い思いが結実する、『リヒャルト・シュトラウス/サロメ』にご期待ください。

チケット発売スケジュールは、下記の公演の詳細をご覧ください。

当ブログのページ・トップのチラシをクリックすると、チラシ両面が見られます。

リヒャルト・シュトラウス「サロメ」(演奏会形式)

2019年6月8日(土)15:00開演
公演の詳細はこちら

写真:尾高忠明/大阪フィルハーモニー交響楽団 ©飯島隆

top