「お水取り」の名で親しまれ、旧暦2月の14日間、 奈良・東大寺の二月堂で行われる仏教行事「修二会(しゅにえ)」。 大仏開眼と同じ752(天平勝宝4)年に始まり、以来1270年にわたって続けられてきました。
東大寺を開山した良弁僧正(ろうべんそうじょう)の千二百五十年御遠忌を祈念して、5/13(土)、この修二会の声明(しょうみょう)の一部を大阪・フェスティバルホールで公開します。
寺外での公開は14年ぶり、大阪では初となります。
コロナ禍により二月堂内での聴聞(ちょうもん)がかなわない中、生の「修二会の声明」に触れることのできる貴重な機会です。
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修二会とは
東大寺を開山した良弁僧正の高弟 実忠和尚(じっちゅうかしょう)によって始められ、正式には「十一面悔過」と呼ばれる法会です。
二月堂の本尊である十一面観音の前で、練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11人の僧侶が、すべての人々に成り代わって罪や過ちを懺悔(さんげ)し、天下泰安、五穀豊穣、万民豊楽を祈ります。
3月1日から14日間、二月堂に籠(こも)って行われる本行では、一日を「日中、日没(にちもつ)、初夜、半夜、後夜、晨朝」の六時に分け、声明(節の付いたお経)を唱えながら、五体投地や「走り」など、激しい所作を伴う行法が深夜まで続きます。
音と光に満たされる祈りの空間
緩急をつけて唱えられる声明は力強く抑揚に富み、鐘や鈴、法螺貝(ほらがい)の音も加わって、一つの仏教音楽をなしています。
さらに五体を打ち付ける板の音、練行衆の履物の音が堂内に満ち、中央の須弥壇(しゅみだん)を照らす燈明(とうみょう)の光、煤(すす)の匂いなどと一体となって、日常を離れた異空間を作り出します。
今回の特別公演では、練行衆しか立ち入ることのできない二月堂内陣の様子を舞台に再現して、祈りの空間を現出させます。
チケット料金
S席8,500円、A席7,500円、B席6,500円、SS席9,500円、BOX席13,000円、バルコニーBOX席(2席セット)17,000円、学生席3,000円
公演詳細は こちら
チケット・お問い合わせは
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221(10:00~18:00
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